バッテリーの取り扱いについて

自動車専用のバッテリーは、取り扱い上の誤りによる事故を防止するために、多くの注意が必要になります。

バッテリー液は、無色透明の硫酸で、フル充電時の濃度は約37%あり、腐食性が強く金属を酸化させる性質があり、直接触ると火傷や皮膚炎などを起こし、目に入ると失明する恐れがあるので、絶対に触らないように注意し、万が一触れてしまった場合は、応急処置として多量の水で洗い流します。

また、バッテリーを傾けたり側面を強く押すと、硫酸が出る場合があるので慎重に扱い、運搬する場合は傾けないようにします。

バッテリーは電気を帯びていて水素ガスの発生がありますので、工具などが端子に触れるとスパークして引火爆発や火災の原因となりますので取り扱いには注意し、交換作業の際は、必要に応じて保護メガネの着用をします。

また、乾燥した季節は静電気が発生しやすくなり、スパークの原因となりますので、バッテリーを取り扱う前には静電気を除去してから取り扱うようにします。

充電器を使っている場合は、コンセントを抜いてから端子を外すように徹底し、順番が異なるとスパークの原因となりますので注意が必要です。

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