ガソリンにはレギュラーとハイオクがあります。

ハイオクのほうが価格が高く、高級車やスポーツカーに指定されていることが多いので、高級なガソリンというイメージがあるかもしれませんが、具体的にその違いは何なのでしょうか。

両者は共に有害な鉛分を含まない無鉛ガソリンであるという点は共通していますが、両者が違うのオクタン価と呼ばれるもので、これはエンジンのノッキングを起こさなくするための数値です。

レギュラーの場合のオクタン価は85〜92程度、それに対してハイオクは98〜100程度となっており、オクタン価が高くなっています。

そのためオクタン価が高いのでハイオクと呼ばれているわけです。

オクタン価が高いほど引火点が高くなります。

引火点が高いということは燃えにくいガソリンということになりますが、混合気を高く圧縮することができるので、燃焼時のエネルギーは大きく、ノッキングが起こりにくくなります。

このためハイパワーエンジンに用いられることが多いのです。

また最近のハイオクガソリンにはエンジン清浄剤などが添加されています。