最近の自動車は、車載デバイスがほとんどコンピューターで制御されている状況があり、その車載デバイスなどの制御調整を行なえるのが、ベンツテスターです。
車載デバイスの調整を行う場合には、新たなパーツを追加したりすることがありますが、それをしなくともベンツテスターに繋げれば可能となります。
新たなパーツを追加することをカスタマイズと呼びますが、ベンツテスターではコーディングと呼ばれます。
ベンツテスターで出来ることは、主にDAS診断とWIS配線図を表示できることです。
そのDAS診断では、車両に専用ケーブルでつなぎ故障メモリーの読み出しを行い診断を行うシステムがあります。
また過去のエラーが残っていることで作動しないケースもあるため、エラーリセットも行なうことが出来ます。
原因不明の故障の場合、WIS配線図より原因を特定することや各種車載デバイスの調整までを行なうことが可能となります。
他にはアクティブテスト機能、ECUの書き換え、エンジン・電装・駆動系などの実測値の読み取り、部品交換後のデータープログラミング等などの機能も存在します。