駐車場にとめていたクルマを動かした後、青光りした油のようなシミができていることがあります。
これはエンジンオイルが漏れている証拠です。
古いクルマや外国車、また構造上ディーゼルエンジン車によく見られる症状で、エンジンの重大なトラブルに発展する前に、すぐに修理する必要があります。
ところで、なぜオイルが漏れるのかというと、その多くがエンジンの継ぎ目を塞いでいるシールパッキンなどが経年劣化で硬くなり、伸縮性がなくなって、隙間ができ、そこから漏れ出してきます。
オイル漏れがわずかな場合は、カー用品店に売っているエンジンオイル漏れ止め剤を使うと、直る場合があります。
この修復材には硬くなってしまったゴムを柔らかくして伸縮性能を回復させる効果があります。
また、減ってしまったオイルが基準値を下回った場合、補充する必要があります。
しかし、それでもうまくいかない場合は、修理に出すしかありません。
修理個所によっては20万円近い費用が発生することもありますので、異変に気が付いたら早目に点検して、大きな修理にならないようにすることが大切です。